「くるくるワイド投資術」という投資法を知り、昨年12月より、豪ドル円ロングで実験的にやっていました。豪ドル円ロングの初回記事はこちら&くるくるワイドの記事集はこちら。
くるくるワイド投資術は、こちらのブログ「美味しいスワップの受け取り方」の魚屋さんという方の著書&投資法です。ブログのサブタイトルに、「リスク管理、資金管理中心で利益を出していこうと言うブログ」とありますが、リスク管理、資金管理、建玉操作などが非常に良く練られて整理されていると思いました。
簡易版としてやってみたきっかけ
この記事は、3月10日に始めた簡易くるくるワイド(ヘッジトレードをしない) 加ドル円ロングのまとめです。これを始めた理由は、主に2点です。
理由の一つ目は、豪ドル円ロングは2月より大幅に逆行(下落)して評価損を抱えた状態でしたが、考え方によってはロング側で仕掛けるチャンスとも言えました。ということで、加ドル円ロングでスタートさせることにしました。
理由の二つ目は、簡易版(ヘッジトレード無し)にした理由ですが。継続中の豪ドル円ロングでは、大逆行(急落)の中で売って利益を出すヘッジトレードがあまりうまく出来ていないということでした。はるきちの能力だと仕事と並行して、タイミングを計って仕掛けるヘッジトレードや複利固定ポジションをやるのは難しい。下落に応じて、仮想建値やゴールを見直すのも機動的にできない。毎日見るのが、ちょっと難しいのです。
簡易版くるくるワイド初期設定
簡易版の考え方
簡易版くるくるワイドでは、以下のように考えて設定しています。
- ヘッジトレードをしない。(複利固定ポジションはもつかもしれない)
⇒あまり裁量トレードの技量をあまり必要としない&頻繁に見なくてよい。 - トラップを下落に対応した幅を想定して計算、今回は、64円までの下落に対応したトラップ幅と通貨量で設定した。
⇒本体建値の仮想化とゴールの見直しなどの回数が少ない(はず)
初期設定リスト
初期設定項目ですが、以下の通りにしました。

初期設定(現在レートは全決済時)
実施結果
チャートにあるように、仕掛けたタイミングが良かったようで、しばらく値動きは上下していましたが、5月中旬からの上昇のおかげでプラス(382,670円)で終えることができました。
最後に残ったトラップは損切り(約▲42,000円)になりますが、トラップの確定損益はプラス、複利順行の確定損益もプラスとなりましたので、その間の価格のうねりをうまく利益につなげることができたということで、くるくるワイドの良さを実現することができた回だったと思います。
今回は、仕掛けたタイミングが良かったということが成功要因の大部分で、この簡易版が良いということでないのですが、
簡易版としてヘッジトレード(本では毎日実施が推奨されている)をしない設計にしたことで、実施や気持ちの負担はだいぶ軽くなりました。
またタイミングを見て仕掛けてみたいと思います。
全体のチャート

CADJPY日足チャート20200607
損益、ポジション状況

損益状況とレート推移グラフ(損益は利用口座(マネパ)の現時点の数字)

資金管理(最終確定損益は382,670)

全ポジション&全トレード