折り返し人生は何年あるのか? ~長いのか短いのか

折り返し人生は、何年くらいあるのか?

このブログでは、長寿が当たり前となってきた時代に人生100年として50代をこの先の人生を考え始める折り返し地点としていますが、実際のところはどうなのか情報収集してみました。

人生の統計情報ということになりますが、こういった場合に頼りになるのは政府のやっている統計調査です。今回は、厚生労働省さんの生命表データ:平成28年簡易生命表の概況を参照しています。

まずは平均寿命から

こちらが平均余命の一覧です。

生命表(平均余命一覧)

いわゆる平均寿命は、0歳の平均余命(オレンジ枠)ということになります。我らが50代の平均余命はというと、50歳男性:32.54年、女性:38.21年ということで余命50年とはいかないようです。
平均寿命が80歳を超えていますので、50代まで生きてきた我々はもう少し先まで生きないと合わないかと思いましたがそうでもありません。
平均でいうと、折り返し人生は、男性が30年超、女性が40年弱という感じでした。

90歳まで生きる生存割合のデータ

ですが平均の議論ですので、実際には長生きすることもあり得るはず。その参考になるデータもありました。特定年齢までの生存割合データです。

特定年齢までの生存割合のグラフ

平成28年簡易生命表(厚生労働省)より

これを見ると、男性は25.6%、女性は49.9%が90歳に至るようです。男性は4人に1人、女性は半数です。この数字なら結構あり得そうですし、その位は想定しておいた方がよさそうです。
折り返し人生は、90歳超を目安にしてもいいのではないでしょうか。お金の計画も、そのくらいまでは見通した計画にしておきたいです。

健康寿命という考え方

最後にもう一点。
このブログの目標は、折り返し人生を楽しくですのですが、健康に生きることが必要と思います。それの参考になる指標として健康寿命という考えがありました。
こちらの生命保険文化センターさんのページが参考になりました。

引用すると、

健康寿命が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。2013年において、この差は男性9.02年、女性12.40年でした。

折り返し人生は90歳以上と思っておこう

さて、今回の「折り返し人生は何年あるのか?」ですが、
男女とも90歳以上と想定した方が良いと思いました。
ただ、健康寿命を見ると10年くらいは、生活に制限のある期間があるのが統計上の数値のようです。
もちろん、折り返し人生の探検を楽しくがモットですので、「楽しめる健康」も折り返し人生入門のテーマとして考えていきます。