はるきちの勤務先では部長の役職定年は52歳がひとつの基準なのですが、それを前に転職される方が出て来ているように思います。1月程前にも、以前の同僚から転職の連絡がありました。
そういうこともあり、9月19日のNHKクローズアップ現代+「50代でも遅くない!中年転職 最前線」は、折り返し人生入門者のはるきちにとって正にタイムリーな番組として視聴しましたので感想を書いてみます。
番組ではまず「日々仕事をしていて辞めたいと思わないですか?」というメッセージが提示されます。そう思ったことがない人はいないと思いますが、50代に向けた問いかけだとすると自分に言われたみたいでちょっとグサッときた出だしです。
「もちろん思いますけれども転職先もそんなにあるとは思えない。」
「もう50歳近いと(転職先)がない。そこで求められることを考えると今いるところにいた方がいいかな」
「万年課長みたいなもんかな、そこでしか生きられないタイプなんです。」
といった、新橋でのインタビューのようですがサラリーマン諸氏が本音の気持ちを吐露されています。
はるきちも同じように「転職なんて難しいよな」と思う気持ちの一方で、「このまま続けていってどうなるのか?」「何か意味があるのかな?」という気持ちもあります。
Contents
はるきちの感じたこと
まずは、前向きな気持ちに
視聴後にまず感じたことしては、気持ちが前向きになったことを感じました。今の仕事にせよ、新たな道を探るにせよ、前向きな気持ちでやろうと思いました。
それは番組全体というよりも、同年代のサラリーマンの本音のインタビューコメントや苦労して転職し頑張っている方の様子の影響が大きいと思いました。聞いていると本音に対する共感や、頑張ってほしい、成功してほしいという気持ちが自然と生まれました。
番組タイトルとしては「50代でも遅くない!」であり、確かに過去よりも拡大してきているのだと思います。ただ、番組最後の「中年転職の落とし穴」にもあったように、転職先がなかなか決まらないケースも多いのだろうと思いました。今の仕事に前向きに取り組みながら、自分自身の強みを再確認することや、それを現業の中でも発揮するようなことをやっておこうと感じました。
中高年転職を受け入れる会社の考え ~きっと会社も変わりたい
スキルに純粋に期待している会社もあるかと思います。番組とは別ですが、韓国系メーカーが日本メーカーの早期退職者をどんどん受け入れているというニュースは過去にもありました。
番組の中ではキャリアコンサルタントが、若い会社、ベンチャーなどが中高年の多様なスキルに期待して採用しているということがありました。確かに、若い会社にとっては不足したスキルや組織化をしっかりやるために大企業での経験とかが活きるのかもしれません。
森下仁丹さんのような事例では、単に転職者のスキルというよりも異業種からくる方のモチベーションやスキル、人柄や覚悟を含め、既存社員への良い影響を期待しているように思いました。採用イベント自体が、社内のオッサン達にも変わってほしいというメッセージのように見えます。
番組で取り上げられた森下仁丹さんの事例です。森下仁丹さん第四新卒採用のページ。
2017年森下仁丹は、性別・年齢を問わず挑戦し続ける人材を募集する第四新卒採用を始めます。・・・・・・
オッサンも変われば、この国も変わるのかもしれない。
好きな広告ですが「やっちゃえ日産」「ぶっちぎれ技術の日産」などは、消費者向けはもちろんですが、社員に向けてのメッセージ性も強いと思います。
変わりたい閉塞感がある会社にとっては、やる気のある中高年の採用は、単なる人材不足対策以上のことがあるのかもしれません。それに対しても、前向きな気持ち かつ 自分の強みを意識できる状況での転職活動が必要ですね。
折り返し人生は、生涯現役なのか、早期リタイアか、それともセミリタイアなのか?
もちろん、万人に向いた解はないのだと思います。
はるきちも「早期リタイア」や「セミリタイア」ということも考え始めています。偶然資産の棚卸をした結果(資産棚卸のすすめ~早いほど良い気づきとやったこと)が、リタイア時期を早めることもできるのではと考え、そうすることで限られている家族(特に子供たち)との時間を充実させることもできるのではないかと思いました。「お金を我が家の第三の働き手として」と考えているのも、その延長にあります。
今年の夏は、仕事が一段落したこともあって長めの夏休みを取りました。自分としては軽いプレリタイアのつもりもありました。子供たちにとっては、お父さんが家にいることは違和感満載だったようです。また、これから社会人となり働くようになる子供たちに対して、どのような影響があるのかということは妻も心配しています。
何にせよ、役職定年までの1.5年間に前向きに働きながら次の準備を進めたいと思います。
はるきちにとっては、いろいろ感じ、考えた番組でした。
ご覧になった皆さんは、どんな感想でしたか?
良かったら、コメントや問い合わせ等で教えてください。
見逃した方へ
NHKのクローズアップ現代+のFAQによると、クローズアップ現代+の再放送はやっていないようです。
見逃した場合は、NHKオンディマンドでとのことでした。
「クローズアップ現代+」の各番組は、放送から2週間まで、NHKオンデマンド(有料)でご覧いただくことが可能です。
NHKオンデマンド「クローズアップ現代+」
ただし、放送の内容によっては、ご覧頂けない場合があります。
簡単に番組内容を確認してからという方は、概要だけメモしてみましたのでご参考まで。
番組の概要
以下は、9月19日のNHKクローズアップ現代+「50代でも遅くない!中年転職 最前線」の簡単な番組概要です。
- サラリーマン人生あきらめるには早い。35歳の転職の壁が変わってきている
- 43歳、45歳の方々の異業種転職事例の紹介
前職で当たり前にやってきたことが異業種では斬新、モチベーションは高い。
ヒット商品を出し、執行役員に。など - 転職市場の拡大 307万人に / 40代以上の転職者が1.7倍に
- 43歳、45歳の方々の異業種転職事例の紹介
- 森下仁丹さんが今年の3月に実施した求人事例、転職者の紹介
- 社長のコメント
新たなイノベーションの起爆剤として、今の事業に慣れ親しみすぎていない人材
違う価値観を持っている人材
社員のモチベーションが上がる人材 - 採用の際に重視した点
肩書でなく人間性
失敗を経験している人
柔軟性がある人
コンセンサスが取れる人 - 転職者のお一人が紹介されました。森下仁丹さんでの新規企画のための活動の様子です。転職活動でも苦労されたそうで、ぜひ成功してもらいたいですね。
- 社長のコメント
- 中年転職の落とし穴
年収がダウンするリスク→初年度から高い金額を求めないことが結果吉の場合も
転職活動が長引きがち→ やめてから探すはリスク有
不満型転職は新たな負を生む
ー以上ー
今回は、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
はるきち